製造工程

【製造工程】織りの準備

みなさまこんにちは。

製織担当の森です。
今回は織るための準備、立て付けの説明をします。

・板巻きした経絣糸と、巻いた地経糸を機にセットして、それぞれのアゼに棒を通します。

・あやひらい
右側の耳糸の分を数えます。今回は19元(38本)です。

今回は7マルキ一元なので、絣糸が一元(2本)、地糸が一元となるように配列していきます。
最後に、左側の耳糸の分を数えます。
クリックで動画ページへ

・フヤぬき(綜絖通し)
前後2枚のフヤに、交互に1本ずつ通します。
クリックで動画ページへ

・筬通し
筬の右端から、一羽に一元ずつ通していきます。
クリックで動画ページへ

・機掛け
フヤと筬を機にかけます。絣糸だけを棒で高く上げて、糸口を引き揃えて引っ張り、絣糸と地糸を分けます。

絣糸をよけて置きます。地糸を12等分して、鉄棒に結びます。

地糸の間に絣糸を、後で解けるように結びます。

・黒糸と本場を織り、残りの口織り等のスペースを空けて黒糸を1㌢織ります。先程結んだ絣糸をほどき、絣糸の柄の始まりを揃えていきます。

・1㌢織った黒糸を外し、口織りと証紙を貼るスペースを織り、柄を織り始めます。
柄が出るまでもう少し!

関連記事

6 months ago

本場奄美大島紬Nextプロジェクト
「ニューヨーク展示会」多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。2024年4月10日〜15日、ニューヨークにあるGlobus Washitsuにおいて、和装デザイナー ウエオカタロー氏が手掛ける東京・原宿に店舗を構える着物・浴衣ブランド「ROBE JAPONICA(ローブ・ジャポニカ)」の展示会のメイン商品として展示されました。会場には約200名を超える来場者をお迎えすることができました。来場者及び主催者からは「アメージング!」という言葉を数多くいただき、和装デザイナー ウエオカタロー氏のデザインもですが、大島紬の「手織り」「先染め」「泥染め」といったキーワードに興味を惹かれたようでした。ニューヨークの方にも興味をもっていただけたことに、私たちのものづくりとチャレンジへの自信にもなりました。また、今回は直接来場された方とお話できなかったのですが、1月の日比谷の展示会の際にもお客さまと接することでお客さまとともに、新たな大島紬を作り上げられると感じることができました。現在、新たな柄を今秋発表できるよう制作しています。詳細が見えてきましたら、制作現場など発信していきます。また皆様とお会いできる機会を設けたいと思いますので、楽しみにしていてください。ニューヨークの展示会にご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。#大島紬 #奄美 #本場奄美大島紬 ... See MoreSee Less
View on Facebook

8 months ago

本場奄美大島紬Nextプロジェクト
急ですが、南日本放送で展示会の時の様子など取材いただいたものが6分ほど放映されることが決まりました。どんな内容で放送されるか楽しみです。ぜひ、見てみてください!#大島紬 #本場奄美大島紬 #奄美 #Age!! ... See MoreSee Less
View on Facebook

10 months ago

本場奄美大島紬Nextプロジェクト
クラファンでの注文販売は、あと4日!本場奄美大島紬協同組合の若い世代で、次世代に本場奄美大島紬を挑戦!age!! スケルトン秋名バラこちらは和装デザイナーウエオカタロー氏にデザインしたもの。秋名バラ柄は、大島紬でも龍郷柄に次ぐ代表的な柄になります。奄美にある秋名地区で生活用具として使われていました竹を編んで作られた「サンバラ」というザルをモチーフにした柄になります。秋名地区は、島でも指折りの水田風景が広がり、旧暦8月最初の丙(ひのえ)に行われる祭事「海の彼方(ネリヤ)の神々への祈願する平瀬マンカイや秋名田袋を見下ろす片屋根で行われるショチョガマは、国の重要無形文化財に指定されています。今回のデザインは、秋名バラ柄を骨組みで表現したもの。遠くからは秋名バラ柄に見え、対面した際に見えてくる粋なデザイン。どうしてこのようなデザインになったかは、見る人によりストーリーが生まれます。染大島紬 モンドリアン柄 幾何学柄こちらは和装デザイナーウエオカタロー氏にデザインによる「モンドリアン柄」「幾何学柄」を無地の大島紬にデジタル捺染した、新しい大島紬の取り組みになります。秋名バラ薔薇柄こちらは和装デザイナーウエオカタロー氏デザインによる秋名バラ薔薇を、ギルディング和紙とのコラボレーション。大島紬に奄美で作った帯をつけてほしいという想いから生まれたものです。next柄こちらの商品は、本場奄美大島紬NEXTプロジェクトはじまりの柄で、次世代に残していくためにどんな柄がいいか、若い職人たちで考案。「龍郷柄」は奄美に群生するソテツと奄美に生息するハブをモチーフに図案化した柄を言い、様々な形状や大きさがあります。
私たちが制作しているものは、今までよく作られていた大きめの柄ではなく、細かい「龍郷柄」になり、着物の柄の主張と、着る方を引き立てるというバランスをもった気品を感じさせる柄になります。
 柄の小型化は通常よりも高い技術が必要となり、この商品を作ることで若い世代の職人の技術力を高めることにもつながります。■和装デザイナー ウエオカタロー氏ホビー会社のメディコム・トイやバンダイ、グラミー賞ミュージシャンのサンダーキャットとのコラボレーションをはじめ、数々のテレビ番組・CMへの衣装提供、企業へのオリジナル制作等も行う。英国・ロンドンの国立ヴィクトリア&アルバート博物館にアイテム数点が永年収蔵■和装デザイナー ウエオカタロー氏ホビー会社のメディコム・トイやバンダイ、グラミー賞ミュージシャンのサンダーキャットとのコラボレーションをはじめ、数々のテレビ番組・CMへの衣装提供、企業へのオリジナル制作等も行う。英国・ロンドンの国立ヴィクトリア&アルバート博物館にアイテム数点が永年収蔵■注文受付先(クラウドファンディング)camp-fire.jp/projects/view/711897#大島紬 #本場奄美大島紬 #本場大島紬 #奄美 ... See MoreSee Less
View on Facebook