みなさまおがみしょうら!
今まで【原料となる絹糸について】・【糸繰り・整経】・【糊張り作業①】・【糊張り作業②】・【図案(設計)】・【締めばた準備】・【締めばた(タテ絣締め)】・【締めばた(絣締めの歴史)】・【締めばた(ヨコ絣締め)】・【テーチ木染め(無地糸編)】・【泥染め(無地糸編)】と進めてまいりました。(前回までの記事はタイトルクリックでご覧いただけます。)
糊抜きの終わった絣筵をテーチ木の煮汁で染めていきます。テーチ木については【テーチ木染め(無地糸編)】で詳しく説明がありますので割愛させていただきます。
まずは二番汁と言われる、一度染色で使用したテーチ木の煮汁を使用して染めていきます。
(この時、新しい一番汁を使うと部分的に染まりすぎたりムラができてしまうのでそれを防ぐためです)
続いて石灰水に浸してテーチ木のタンニン酸を中和させます。
新しいテーチ木の煮汁をかけ、染めていきます。(ベテラン職人に見守られながら)
この作業を約30回ほど繰り返していきます。
テーチ木染め動画②一番汁編(youtube)撮影者が素人のため、汁をかける様子のみです。すみません。
こちらが30回ほど染を繰り返した状態です。濡れているので濃く見えますがこの後乾燥させて泥染をします。
次回は泥田での様子をご紹介します。